ダークなお話3 人事だけど

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    久々に村出身の知人から電話がありました。

    ニューデリーで見つけようとした仕事、始める前に
    彼の父親が亡くなって、村へ帰り、デリーに戻って
    きたら、その仕事は他の人の物になっていたそうです。

    UNLUKYといえばUNLUCKY

    でも、その後の彼の様子を噂で聞いたり、彼からの
    電話で話を聞いたりしているうちに、やっぱり心の
    奥底から彼を応援したいという気持ちを失ってしま
    いました。

    ロクな教育を受けていない。
    観光地のそばの村で、外国人の女性と結婚してホテルで
    成功した知人たちを やっかみ半分羨望半分 悪く言う。
    そして、彼がしていることといえば、無為に1日を過ごす
    だけ
    (少なくても畑があるんだから、農作業でもすればいい)

    彼の言い訳→雨が降らなくて 畑で何も作れない

    だけど、あんまり実り豊かではなさそうだけれど、隣の畑
    では麦が育っていたような。。。。。。。

    不平不満ばかりで、一攫千金しか狙っていない。
    地道にコツコツと働くことを考えようとしない。
    しょうがないといえば、しょうがないんだけどなああああ。

    久々の電話で彼が言ったことは

    「僕は中国語を1年間デリーで学びたい。だから住むための
    家を探している。今中国語が出来れば、いい仕事に
    つけるから」

    また、一攫千金。楽して儲けよう。
    まあ、でも勉強する事は悪いことではないし、これからインド
    と中国の絆は強くなっていくと思われるので、間違っていは
    いない選択肢。

    う〜む。 私に余裕があれば、一緒に家探せるんだけれど
    もちろん、自分自身で精一杯。そんな余裕ないしなあああ

    今までの腐っている彼を知っているから、これを機に何か
    彼自身が変われるチャンスになればいい。
    だから全否定も出来ない。だからと言って簡単に賛成も
    できない。

    中国語を1年間習って、それだけで、仕事に結びつけられる
    のだろうか?
    その1年間の学費と滞在費が無駄になりはしないだろうか?
    その学費と滞在費どっからまかなうつもりなのかしら?

    何度も何度もトライをして 駄目になっている。
    だから今度のこのトライが実を結ぶといいんだけれど
    彼にとって何が幸せなのか 私は分からない。

    だけど腐っている彼を見るのは嫌だし。
    どうしたものかなあああああ?

    私まで彼を見放してしまうと、せっかくのやる気を
    削いでしまいそうなので、今しばらく出来る範囲で応援
    してあげようと思います。
    でも 私に何ができるのかな?


    ダークなお話 2

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      またまた ダークなお話。

      インドの村で生活する若者にとって仕事を見つけるのは
      一苦労。今回村から彼が出てきたのも、デリーで仕事
      を見つけるためでした。

      とはいえ、大学を卒業した訳でもない彼が出来る仕事は
      限られています。何のつてもありません。
      だからと言って私に尋ねられても、外国人である私が
      彼のために仕事が見つけられる訳がありません。

      彼曰く
      その昔、貧しい家出身の彼が唯一つ確実な収入は軍隊に
      入ること。そこで試験を受けたところ見事に合格。
      あとは、軍から指定された病院で健康診断書を作り
      入隊手続きをするだけだったにも関わらず、病院で賄賂
      を払わなければ診断書は作らないと言われたとか、でも
      賄賂を払える余裕は彼の家には無く、泣く泣く
      入隊を諦めたとか。

      嘘の話かもしれません。
      でも、インドの田舎の村ではこのような事が実際に
      起こり得る。それから彼は働く気力を無くしどんどん
      腐っていく。

      どんなにチャレンジをしても、報われないと思い込ん
      でしまったら、人間は腐っていくしかない。
      年々腐って、顔に覇気がなくなっていった彼を知って
      いるだけになんとかしてあげたい。

      結局は、デリーの安宿街で働いている知人に彼を紹介
      することにしました。
      あとは彼の運次第。
      悪名高いデリーの安宿街。堕落への誘惑が一杯。

      万万が一彼が仕事を得られたとしても、そこで彼は
      生きていけるのかな?

      村で何もしないで腐っていくよりは、少なくても確実
      に収入がある汚れた街へ出てくる方が彼にとって幸せ
      なのかな?

      デリーで仕事を得られなかったら、彼はもっと腐っちゃ
      うのかな?

      現実は本当に厳しい。
      今夜は眠れそうもありません。




      ダークなお話 1

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        少しだけダークなお話です。お許しください。

        インドに住み始めて5年。でもその前から1年に1回バック
        パックを背負って1年に2ヶ月間旅行へインドに来ていまし
        た。

        そんな昔の昔。
        とある村のとある青空教室に学校の建物を建てた事がある
        んです。(大学生だった当時、募金活動をしてお金を
        ためました。本当は文房具の予定が学校の建物に。。。。)
        そこの村から久々に知人がデリーに出てきたので会えない
        かとの連絡がありました。

        1年に1回ぐらいはその村へ毎年行っていたのですが、
        ここしばらくは忙しくてその村へ行っておらず、彼と会う
        のは久しぶり。

        とても楽しみにしていた再会
        でも彼が持って来たニュースはとても悲しい物でした。

        なんでも村の近くにある建物が世界遺産に選ばれた関係で
        その建物から半径○キロメートル(東西南北によってキロ
        メートルが違うようです。詳細はしっかり調べていないの
        で、このような表現でお許しください)の建物を取り壊し
        て再開発するそうです。

        そして彼が住んでいる村は、その再開発の地域に重なり
        いろいろと憶測が飛んでいるようですが、ほぼ1年以内
        にそこから出てゆかなければならない。。。。。。。

        世界遺産を否定するつもりはありません。
        でも、その地域に住んでいる人達の生活を奪ってまで
        守るべきものなのでしょうか?

        当然、私が建てた学校の校舎も取り壊されるようです。
        (校舎と呼ぶには、程遠い掘建て小屋のような物です
        が、皆さんの善意を集め建てた物です。)

        例え、この学校が無くなったとしても、他にたくさんの
        フリースクールがある訳で、実際に子ども達に支障は
        ないでしょう。
        村人も、政府が他の土地にフラットを作りそこに移る
        予定になっているので、ひょっとしたら今よりいい環境
        で生活が出来るようになるのかもしれません。

        でも、人にはそれぞれその土地にまつわる思い出があり
        ます。

        今までタイやネパールやパキスタンなど旅行しました。
        大きなカルチャーショックだったのは、
        日本であれば、必ず檻のような物で囲われ、中まで
        立ち入れい国重要文化財などに指定されている
        建物に、平然と洗濯物を干したり、子ども達が鬼ごっこ
        して駆け回っていたり、現地の人々の生活がその場所で
        そのまま行われている事でした。

        最初はものすごく違和感を感じていましたが、だんだん
        これでいいのではないかと感じるようになってきました。

        人々の普段の生活より尊い物があるのでしょうか?
        なんとか共存していく道を探すべきなのに。。。。。

        ― ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあら
        ず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久
        しくとゞまりたるためしなし。世中にある、人と栖と、又か
        くのごとし

        ふと、鴨長明の方丈記を思い出しました。

        多分私が、その学校を建てた時の思い出にしがみ付いている
        だけなのかもしれません。

        せめてこの再開発によって増えた観光収入の一部が
        この村の人達に還元されることを祈りつつ。。。。。。。


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